0483.ドーパミンは天国にも地獄にも行ける

皆さん、こんばんは。

書き込みが遅れて、申し訳ありませんでした。

最近、テレビで毎日のように報道されているのが、酒井法子さんの覚せい剤問題ですね。
以前にも、お話したことがあると思いますが、覚せい剤や麻薬には、感情物質(神経伝達物質)である、ドーパミンが多量に出てきます。
このドーパミンという感情物質が多量に出ると、副作用が大きいので、法律では使用が禁止されています。

このことからもわかるように、ドーパミンという物質を多量に分泌させてしまうと、必ずといっていいほど、副作用が伴います。

以前、こんなことを書きました。

『「セロトニン」というのは、癒しなどで得られる幸福感です。
「ドーパミン」というのは、興奮などで得られる幸福感です。』

酒井さんに限らず、覚せい剤を常用してしまう人は、興奮で得られる幸福感を、本当の幸福感と錯覚してしまいます。
その結果、覚せい剤を使用して、気分がハイテンションになるのが癖になってしまいます。

また、気分がハイテンションになり過ぎると、必ず反作用がでます。
その反作用というのが、ハイテンションの対極である、“無気力状態”です。

一度、無気力状態になってしまったら、そこから抜け出したいと思うのが自然です。
すると、短時間でハイテンションの状態が得られる覚せい剤に、また手を出してしまうようになります。
こうなってしまうともう、恐怖のマイナス連鎖です。

さて、潜在意識活用の類の本には、「イメージング」を強く勧めているものが、今でもたくさん出回っていますね。
ここで皆さんに質問があります。

この「イメージング」によって得られる感情物質とは、いったいどんなものなのでしょうか?

言わなくても、なんとなくわかりますね。

「ドーパミン」です。

しかも、毎日毎日強烈に自分のなりたい姿を「イメージング」してしまうと、覚せい剤を使用している状態に近くなります。
だからこそ、このサイトでは、「イメージング」を基本的には勧めていません。
(人間関係などで相手に対するプラス思考をする時には効果があります。)

しかしながら、いまだに「イメージング」さえすれば、願望が叶うといったことを教えている人がいるのは、残念ですね。

この「ドーパミン」というのは、強烈な快楽や興奮を創出させるので、常用はせずに、瞬間的に活用すると効果的です。

例えば、来月の14日で、私は禁煙3周年になります。
今でも、全く吸いたいとも思いません。

禁煙する直前にわたって、この「ドーパミン」という物質を意識的に作り出して、確実に潜在意識に落とし込むことができたからだと思います。
ですから、この「ドーパミン」というのは、使いようによっては、天国と地獄ほどの違いが出てきます。

私もマイナスの出来事があった時には、少しの間は落ち込みますが、その後にこのワクワク感が出るように思考を変換させて「ドーパミン」を創出させます。
マイナスの出来事があっても、それを乗り越えられるよう、燃料(原動力)を潜在意識にインプットするわけです。

何故、いつもワクワク感にこだわるのか?

ワクワク感は、覚せい剤ほど多量には出ませんが、「ドーパミン」が出ますので、潜在意識に良い意味で刺激を与えてくれます。

潜在意識というのは、無意識そのものだといつも言っています。
だからこそ、いつも無意識にプラスの行動が取れるようになってきます。
意識しながら行動すると疲れますが、無意識にいろんな事ができると、とても楽ですね。
意識しながら朝から晩まで息を吸っているのか、それとも無意識に息を吸っているのか。
両者の違いは歴然ですね。

快楽はほどほどに。

皆さんの幸運を心からお祈りいたします。

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