0156.重要な役割を果たす、脳内物質セロトニン

今日は、”セロトニン”という感情物質についてお話したいと思います。

セロトニンという物質は、副交感神経の役割を果たします。
人間の体には、交感神経(プラス)副交感神経(マイナス)があるのは、有名な話ですよね。

人間の体には、その他にも、
動脈(プラス)静脈(マイナス)
口(プラス)、肛門(マイナス)
息を吸う(プラス)、息を吐く(マイナス)など、対極のものが一対となって、体の機能を保っているものが多数あります。

交感神経のドーパミンと副交感神経のセロトニンという二つの物質があり、その他にもノルアドレナリン、βエンドルフィンなどがあります。

これらの感情物質は、自身の思いで創造することができます。
ストレスがなく悩み事の少ない人は、セロトニンという物質を多く持ち合わせています。

現代の科学でも、この感情物質はかなり解明されています。
うつ病患者に服用する抗うつ剤(SSRI)というのがありますが、この薬の別名は「選択的“セロトニン”再取り込み阻害薬」というものです。

この名前からもわかるように、セロトニンという物質を調整することで、うつ病の回復を手助けしています。
セロトニンというのは、癒し、愛、満足などで得られる物質ですから、うつ病の治療は薬に頼らずとも、周りの人の協力や自身の努力で克服することはできます。

このセロトニンというのは、体外から摂取することはできません。
自身の感情などによって、無意識に作り出されていきます。
しかし、セロトニンというのは、トリプトファン(必須アミノ酸の一種)を多く含む食べ物を摂取することによって、体内(正確には脳内)で合成してくれます。

ようは、トリプトファンというのは、セロトニンを作り出す為の原料になるわけです。

ちなみに、必須アミノ酸というのは、体内で作り出すことのできないものなので、限られた食品から摂取しなければなりません。
さて、このトリプトファンが多く含まれる食べ物ですが、
牛乳、たまご、納豆、豆腐、ゴマ、バナナ、鶏肉、魚、乳製品などです。

という事は、自身の努力で感情をプラスに持っていくことができなくても、食生活を見直すことによって、ある程度はセロトニンを体内に蓄えておくことができるわけです。

しかしながら、トリプトファンが多く含まれるものをたくさん食べたとしても、それを脳内に送りこまなければなりません。
血流の悪い人は、せっかく良い食べ物を吸収しても、脳内にトリプトファンが流れていかない可能性があります。

ということで、やはり日常の運動不足は、セロトニンの合成を阻害していることになります。
特に、うつ症状の人は、元気がないので運動不足に陥りがちになりますが、それがかえってうつ症状を長引かせる要因にもなります。

ゆうまでもない事ですが、天然のセロトニン(自身のプラス思考で得られたもの)に勝るものはありません。

また、このセロトニンは、夜になるとメラトニンという睡眠ホルモンの分泌を促すことがわかっています。
うつ症状の人はセロトニンが少ないのですから、不眠症になる人が多いのは、こんなことからも頷けます。

夜熟睡できないから、昼間も活動したいと思わない。
日中運動をしないから、血流が悪くなり、食品からもセロトニンが合成されにくくなる。

また、このセロトニンが極端に欠乏すると、うつ症状になるか暴力的(キレる)になるかのどちらかになります。

え?うつ症状と暴力って全く正反対なのでは?
って思いますよね。

しかし、人の性格によって、
静的(マイナス)なものを好む人は、うつ症状(静)に陥りやすいです。
動的(プラス)なものを好む人は、暴力的(動)に陥りやすいです。
さらにセロトニンが枯渇状態になると、うつ症状がエスカレートして自殺になり、暴力的がエスカレートして殺人という最悪の現象をもたらします。

気分がイライラする、落ち着かない、不安感が消えない、という人はやはり、セロトニンが欠乏している証拠ですので、頑張ってプラス思考に励んで下さい。

それが嫌な人は、牛乳をいっぱい飲んで、たっぷり運動しましょう。(笑)

皆さんの幸運を心からお祈りいたします!

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