0618.感情の浄化は理解される事

皆さん、明けましておめでとうございます。

年が明けて、1回目の書き込みとなりますね。
皆さん、今年も良い年であることを祈っています。

さて、前回は「初級者と上級者の取り組むべき課題」というお話をさせて頂きました。

そして、
「ですから、初心者の場合が最初に実践するのは、
マイナス感情の浄化です。
徹底的に飽きるまで、取り組むといいです。」
と書きました。

「マイナス感情の浄化」というのは、世間一般的にはカウンセリングという言葉で表現されることが多いですね。
この「マイナス感情の浄化」なくして、大きな飛躍は望めません。

また、願望実現(目標達成)へ導いてくれるのは、世間一般的にはコーチングという言葉で表現されることが多いかもしれません。

災難や厄続きで困っている時には、お寺でお祓いをしてもらったり祈祷師に頼んだり先祖供養にのめり込んだり宗教にはまり過ぎたりという道を選ぶ人も多いですね。
目に見えない不透明な部分は、世間一般的には宗教という言葉で表現されるのかもしれません。

前世や来世や神様や魂といった不可解な部分は、宗教の他にスピリチュアルという表現もありますね。

世間一般では、“カウンセリング”や“コーチング”や“厄除け”や“スピリチュアル的な事”や“潜在意識の活用”というのは、全て他とリンクすることなく一つの技法として教えていることが多いかもしれません。

しかし何事もそうですが、ハッキリと全体像を把握しないことには、個々の技法がどんなに優秀だったとしても、応用がきかず一時的な効果で終わってしまうかもしれません。

例えば、Aさんという男性が職場の上司との人間関係で悩んでいたとします。
「仕事ができない」と罵倒されたり、あきらかに他の同僚とは違う接し方をされたりして、精神的なストレスを抱え込んで、仕事に行くのがだんだんと辛くなってきたとします。

こんな時にAさんは、心の悩みを解決する為に「カウンセリング」へ通うかもしれません。
コーチングに行くのも変ですし、いきなり厄除けに行くのも変ですし、ましてや宗教に入るのも変ですね。
カウンセリングへ行くと、カウンセラーと呼ばれる人は、「まったく否定することなくクライアント(相談者)の話を聴いてくれます。」

相談者の話を肯定しながら聴く。

これが、カウンセリングの技法ですね。
何故なら、相談者にとって、自分の立場を理解してくれる人がいるだけでも、悩みの大半は消えてなくなるからです。
ましてや、自分の意見に対していつも同調してくれるので、とても気分が良くなります。

すると、徐々にAさんの心も軽くなってきます。
そして、心も癒されてきたAさんは、職場の上司に対する嫌悪感も自然と薄れてきます。

自分を理解してくれる人が、一人でもいるだけで精神的にとても落ち着けるものです。
自分の立場や意見に同調してくれて心も軽くなったAさんは、精神的にゆとりができて職場の上司に対しても寛容な気持ちで接することができるようになってきます。

このようなプロセスを踏んで、結果的に問題が解決されるというのが、カウンセリングの技法ですね。
「上司のことを理解した方がいいですよ」と言わなくても、カウンセラーが相談者の話を聴いてきちんと理解してあげれば、自然と理解する方向に進んでいきます。

「マイナス感情の浄化」というのは、上記の例からもわかるように、実は“理解される事”がとても大切であるということです。
ですから、自分の周りに良き理解者や話を聞いてくれる人がいるだけで、日々「マイナス感情の浄化」というものは、できるようになっています。

「理解される事」
というのが、「マイナス感情の浄化」において、とても重要だということですね。

それでは、自分一人で「マイナス感情の浄化」をする場合、具体的にどのようにしたらよいのでしょうか?

答えは、簡単ですね。
「許し」がキーワードになります。
続きはまた次回にお話します。

今年も日々精進を重ねて、頑張っていきたいと思います。

皆さんの幸運を心からお祈り申し上げます。

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