- 2020-10-10
- ゼロの法則実践記録・ハル
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皆さま、こんにちは。ハルです。
今回は、家族との関係に劇的な変化が起こりましたので、それについて書きたいと思います。
まず軽く、前回のおさらいをさせていただきますね。
17年ぶりに実家での生活をスタートさせたはいいものの、当初から予想していた通り、家の中が物であふれかえっており、乱雑で汚く、その環境が、自分の精神状態に良くない影響を与えて息苦しいというお話をしました。
おまけに、父が家で仕事をするときにまき散らすオーラやエネルギーが、非常に暗く重たく、私の気分を重苦しくするとも書きました。
そんなマイナスだらけの環境の中、私は両親に対して、不満や文句を言っていないというところで、ゼロの法則を実践しており、ほんのわずかに両親に変化の兆しが見えてきた…というところまでが、前回のお話しです。
その後も両親は、断捨離に積極的な様子を見せており、時間がとれるときには、積極的に家の中の片づけをしていました。
このま順調に好転すれば、私が快適に住める家になる日もそう遠くない気がしていました。
ただ、一方で、父に対する不満がどこかでたまっていく自分も感じていました。
とにかく父は、経営者である影響が大きいのでしょう、自分の意見が絶対に正しいと信じて疑わず、しかも言い方がきつい。人の意見が入るスキがない。
そのため、意見の相違を感じても、いつしか父には何を言っても無駄だとあきらめるようになっていました。
でも、違いを感じても反論しないでいると、だんだんストレスがたまってくるのです…。
前回はまだ実家に帰って2週間のころでしたのでガマンもできていましたが、1か月を過ぎたころには、だんだん父に対する不満が蓄積している自分を感じていました。
自然に触れたり、瞑想したり、なるべく気分をリフレッシュするよう心がけてはいましたが、ついにある日、ささいなことをきっかけに、私が父に怒りを爆発させてしまいました。
ある日の夕食後、私がお腹をこわしたということがあり、その原因を、前菜に食べた「もずくの酢の物」だと父が決めつけたことに私が腹を立てたという、本当にくだらないことがきっかけです。
しかし、その出来事には、これまでの父との確執のパターンがすべて凝縮されていました。
その日、私がお腹をこわしたのは、私自身は「冷えたから」だと思っていました。
しかし、父は一方的に「酢の物のせい」と決めつけ、私に有無を言わせませんでした。
つまり、父の意見がいつも絶対に正しくて、私がどう思っているかは聞きもしないという、私と父との間のお決まりのパターンです。
このパターンでは、常になんとなく私が悪者にされて事態が終息するという形になるのですが、絶対に今度こそ、自分が悪くないという思いを貫こうと思いました。
この日以後、父が私に謝るまで、一切父と口を聞かないと心に決め、父がいるときは、食卓で一緒にご飯を食べるのもやめにしました。
この出来事から4,5日が過ぎたころ、この状況に耐えかねた母が、なんとか解決しようとして、父に根回ししたのでしょう。
いつも夕飯時に家にいない父が、食卓でお酒を飲みながらご飯を食べていました。
ちょうど私もご飯を食べようと階下に降りたところで、ここで自室に引き返すのも悔しいので、ちゃちゃっと自分のご飯だけを食べて、別の部屋で休んでいました。
もちろん、父のことは無視です。
ところが、酒を飲んで幾分陽気な父が、私のいる部屋に来て、「ちょっと話でもしないか~」と話しかけてきました。
それでも無視していると、「ちょっとお前も冷静になれ」と言い始め、「お父さんはお前を押さえつけようとしたりしてないよ」などと、また例のパターンで、自分が正しいという立場に立ったまま、私が悪いように聞こえる言い方をし始めました。
なので、私もしっかりキレて、「そういう言い方がおさえつけているんだよ!」と強く主張しました。
そこからは、父・母・私と、数時間にも及ぶ話し合い(バトル?)が始まりました。
文字数の関係で、このやりとりのことを詳しく書けないのですが、じっくりと話し合った結果、父が自身の言動を、過去のものも含めて、すべて私に謝ってくれました。
父は自分の話し方が、人を抑え込むような言い方になっていたとは、まったく夢にも思っていなかったみたいです。
長い歳月がかかりましたが、この日、ようやく気付いてもらうことができました。
この話し合いでは、母もずいぶん私に助け舟を出してくれて、はじめて母親らしい働きをしてくれたと思いました。
子供のころから頼れない母だと思っていましたから、エラそうな言い方ですが、母も成長していると感じることができてうれしかったです。
私の長年にわたる両親、特に父への不満は、このようにしてすべて解消されました。
今回は、家族をめぐる事態は劇的に改善されましたが、ゼロの法則に基づいた実践を取り立ててやっていないのが、これを書いていて気が引けるところです。
ただ、すべて出来事には、プラスの側面・マイナスの側面の両面があり、マイナスを味わい尽くした後には、かならずプラスの出来事がやってくるというのは、まぎれもない真実だと感じているこの頃です。
子どものころから10代終わりにかけて、ずっと、父に押さえつけられていると感じていた、あの暗い時代や、自分らしく生きられず、何をやってもうまくいかなかった20~30代半ばを経験したからこそ、今、ようやく光が見えてきたのだと思っています。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
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