0642.食事を奢って貰った時のマイナス感情とは？Part2

記事のアップが遅れて、大変申し訳ありませんでした。

前回のお話、「食事を奢って貰った時のマイナス感情とは？」の続きをお話したいと思います。

『「食事を奢って貰う」という、小さな出来事でも、そこから運を発生させて、どんどん飛躍することができます。
ここで“悲しむ感情”を持つようにすると、あなたはさらに強運になれます。
さて、どんな事をすればいいのでしょうか？』
と前回は書きましたね。

メール相談や面談やセミナーでは、よくこんな事を聞きます。
「お金持ちになったら、寄付しようと思っているんですけど・・・。」

これは、現状に不満を抱いている人の定番中の定番のセリフです。
「今あるもの（プラス）」に目を向ける人と、「今ないもの（マイナス）」に目を向ける人の決定的な違いは、“感謝の気持ち”を持っているかどうかですね。
感謝の気持ちは、いつどんな時にでも持つことができます。

ラッキー（幸運）な事が起こったら、それを１回で終わらせるか、それとも次の幸運を引き寄せる種とさせるのかは、その人の思考や行動にかかっています。

それでは、食事を奢って貰った時には、どのようにして“悲しむ感情”を持てばいいのでしょうか。
今の時代、食事を奢ってもらったくらいで、喜ぶ人は少ないかもしれません。

しかし、レストランなどでランチ（千円位）を奢ってもらったら、それはその人にとって、プラス（千円）が入ってきたことになりますね。
当然のことながら、ここでマイナス思考をすることによって、運を発生させることができます。

運を発生させることのできるマイナス思考というのは、
「今日は給料日前だというのに昼食を奢って貰えるなんて、助かるな～。昨日は上司にも奢ってもらって、今日は同僚のＡ君に昼飯を奢ってもらってツイてるな。そうだ、このツキ（プラス）を誰かにおすそ分けしよう。たまには、コンビニの募金箱に１００円でも寄付しよう！震災で被害に遭った人達にちょっとでも役立てばいいな。」

こんな風にして、ランチを奢ってもらった（プラス）なら、寄付（マイナス）などをすることによって、運を発生させることができます。
缶コーヒー（１２０円）を奢ってもらったなら、１０円とか２０円寄付するとか。
「たかが缶コーヒーくらいで・・・」
「たかがランチくらいで・・・」
そういう気持ちがあると、感謝の気持ちは生まれてきませんね。

しかも、せっかくラッキーな事（食事を奢って貰う）があっても、そのプラスに目を向けることができなければ、いつまで経っても感謝の気持ちを持つことができないので、なかなか運の良い人になることはできません。

車に乗ったら、アクセル（プラス）だけではないですね。
必ずブレーキ（マイナス）がついています。
何故、ブレーキがついているかというと、どんどん加速がついてしまうと危険だからですね。
物事っていうのは、ほどほどがいいんです。

欲深い人っていうのは、プラスばかりを求めてしまいます。
それは、車の運転でいえば、ずっとアクセルを踏みつづけている状態と似ています。
車の運転をすると、前方にカーブがあったり、歩行者が前を通ったり、綺麗な景色があったり、信号が赤になったりと・・・ブレーキ（マイナス）は絶対に必要ですね。

このブレーキの使い方が上手くなってくると、「ゼロの法則」の達人に近づくことができます。

人生っていうのは、プラスだけじゃダメなんです。
マイナスという要素を上手くかみ合わせることによって、円滑な人生を送ることができるようになります。

私はたまたま、「ゼロの法則」を知ることにより、プラス思考のみならず、マイナス思考という極意も学ぶことにより、天狗になったり傲慢になったり油断をしたりすることのない知恵を授かることができました。

昔の私がいくら運がなかったといっても、それなりにたまにはラッキーな事もありました（笑）
でも、不思議と単発で終わり、そのラッキーが続くことはなかったですね。

今から考えてみれば、納得です。
ラッキー（プラス）な事があっても、喜んで（プラス）終わりですから。
他人におすそ分けするとか、謙虚になるとか、そういった概念を持つことはなかったですからね。
今はもう、プラスの後には必ずマイナスの要素をかけ合わせることは、習慣となりました。

私が１０年前に自己啓発の本をたくさん読んだにも関わらず、何故か府に落ちることがなかったのも、マイナス思考という概念が欠けていたからだと思います。
自己啓発系の本などは全て、「願望を叶えるまで」の手ほどきがほとんどで、“その後のアフターフォロー”の概念が全く欠けています。

本当は、願望を叶えた（プラスを手に入れた）後の、思考が一番大事なんですけどね。

皆さんの幸運を心からお祈り申し上げます。