0537.とりあえず、行動してみる!

皆さん、こんにちは。

今日は、「とりあえず、行動してみる!」ということについてお話したいと思います。
「とりあえず、“おはよう”だけでも挨拶してみる」
「とりあえず、“1ページ”だけでも原稿を書いてみる」
「とりあえず、“電話”だけでもしておく」
「とりあえず、“半額”だけでも返済しておく」
何事もそうなのですが、最初の一歩を踏み出すのって、かなり勇気のいる作業だと思います。

潜在意識の活用・・・と言われると、ついプラスのイメージだとかアファメーションだとかそういう事に意識が向かいがちになります。
しかし、このサイトでは、“感情”が潜在意識をコントロールする最大の武器だと、何度も口を酸っぱくして言っています。

そして、感情ということについて、詳しく触れている人はあまりいません。
特に混同しがちなのが、「快楽」「癒し」ですね。
もちろん、潜在意識にとって、一番望ましいのが「癒し」です。
しかし、短時間や短期間ならば、「快楽」も別に問題ありません。
簡単にわかりやすく言うと、100m走(短距離)ならば全速力で走っても構わないということです。
しかし、マラソンのように49.125kmもの長い距離を全速力で走りぬくのは不可能なことですね。

世間一般の人が実践しているプラスのイメージというのは、99%が「快楽」を刺激しているものです。
「お金持ちになっている姿」をイメージしたり、
「好きな人とデートしている姿」をイメージしたり、
そうやって、快楽を刺激することによって、誤って潜在意識を活用しようとする人も多いです。

さて、『何事もそうなのですが、最初の一歩を踏み出すのって、かなり勇気のいる作業だと思います。』と言いましたね。

いくらプラス思考が上手くても、完璧を求めて準備万端になってから行動を起こそうとすると、すでにもうその時には、行動しようとは思わなくなることが多々あります。

行動をしないかわりに、失敗することもないので、ある意味平穏で無難な人生となります。
平穏で無難な人生というのは、プラスマイナス(浮き沈み、達成感と無力感など)を味わうことがないので、なかなか人間的に成長することができません。
しかし、行動するっていうのは、いつも失敗と背中合わせです。

そして、失敗=宝物、という考え方が身についているので、行動するのが楽しくなってきます。
そう考えることができたとしても、やはり行動を起こすというのは、大きな負荷(エネルギー)が必要となります。

そんな時、いつもこう考えてほしいのです。
「とりあえず・・・」
私はもう、「ゼロの法則」を実践してきて10年になります。
おかげさまで、新聞配達をしていた頃には想像もしていなかった奇跡が色々と起こりました。

本の出版やら雑誌の取材やら・・・。
「ゼロの法則」を最初に実践したのも、「雨の日の配達」からプラス思考の練習をしました。

そういった簡単なことからスタートしたからこそ、無理なく楽しく続けてこられたのだと思います。

そして人間関係にも効果覿面で現れましたね。

例えば、嫌いな人に対してプラス思考したとしても、職場で毎日顔を合わすと、正直話し掛けづらいことも多々ありますね。
「どんな話題を持っていこうか」だとか、「とびっきりの笑顔で対応しよう」だとか、「機嫌のいい時に話し掛けよう」だとか考えるだけで、非常に大きなストレスとなります。

結果、緊張した面持ちで接することになり、なかなか両者の間の溝が埋まることはありません。
しかし、私の場合は「とりあえず、“おはよう”だけでも挨拶してみよう」と、軽く考えます。
そう軽く考えると、精神的にフッと軽くなります。

精神的にフッと軽くなると、表情が爽やかになるので、相手も気分よく接することができます。
すると、こちら側も相手の表情がにこやかなので、つい「おはよう」以外にも、言葉が次々と無意識に出てくるようになります。
これが潜在意識をごまかす“一番効果的な方法”になります。

嫌いな人に対して「おはようと挨拶した後に、何を言おうか」なんて考えるから、緊張してしまうのです。
最初に上手く潜在意識をごまかしておけば、簡単に緊張感を取ることができます。

私が始めて本を出したのが、今から8年ほど前です。
最初に出版社に電話した時に、「とりあえず」という気持ちだったらからこそ、電話できたのです。
最初から、「どうやって相手を説得しようか」だとか、「どうやって相手に好印象を与えようか」だとか緊張していたら、その緊張感が相手に伝わるので、きっと相手は不快な気持ちになっていたかもしれません。

「人生はシナリオ通りにはいかない」と覚えておくといいかもしれません。

行動力がない人や、始める前にいつもやる気がなくなる人などは、「とりあえず・・・」を始めてみて下さい。

皆さんの幸運を心からお祈り申し上げます。

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