1307.リブセンス 生きる意味

本日、前回に続いて、お勧めの本をご紹介したいと思います。
リブセンスという会社の創業者で社長の「村上太一さん」です。

リブセンスというのは、アルバイト情報サイト「ジョブセンス(現在はマッハバイトに名称変更)」を運営している会社になります。
マッハバイトは、業界初となる就職祝い金というのを導入してヒットしました。
そして、求人情報サイトへの登録は無料でできるので企業にはとても嬉しいサービスとなります。
採用が決まったら、報酬が発生するという明快な料金システムとなっています。

今から8年前の2011年12月に史上最年少となる25歳1ヵ月での、株式上場を果たしました。
以前は、アドウェイズの社長、岡村陽久さんの26歳2ヵ月が最年少記録でした。
25歳で会社を上場させてしまうのですから、物凄いエネルギッシュな人ですね。
しかし、写真を見てもわかる通り、ニコニコした顔からは、エネルギッシュな気持ちはあまり感じられません。

普通、上場して大成功するような会社の社長というのは、なんだかギラギラしてエネルギッシュな風貌を感じさせます。
リブセンスの村上太一さんですが、会社を上場させた1年後にテレビ東京の「カンブリア宮殿」という番組にも出演しています。
その時に衝撃的だったのが、自動車で移動中に、ニコニコしながらコンビニのおにぎりをほおばっている姿でした。
コンビニのおにぎりが大好きなようです。
そして8畳のワンルームに住んでいるようです。
テレビも全く見ず、冷蔵庫も部屋にないそうです。

そして、つい最近「リブセンス・生きる意味」という本を読んで、とても衝撃的だったので今回、村上太一さんを紹介するにいたったわけです。
リブセンスという会社を上場させて、資産も数百億はあると思います。
数百億の資産があるのであれば、皆さんなら部屋を引っ越す時に、どのような行動をするでしょうか。
億ションに住む。
豪邸を建てる。
普通なら、今よりも豪華な所に住みますよね。

しかし、大成功したにも関わらず、村上さんがとった行動とは?
なんと!!
以前よりも、狭い部屋に引っ越したそうなのです。
もちろんワンルームです。
これには私も驚きましたね。

まさに、「ゼロの法則」の実践ジャーとしか言いようがないですね。
そう、「ゼロの法則」では
成功したら(プラス)謙虚(マイナス)になるというのが、極意でしたね。
まさにその通りの行動を村上さんはとったわけです。
しかし、それにしても凄すぎますね。
8畳のワンルームから、さらに狭い部屋に引っ越しをしてしまうのですから、一般の人には理解不能かもしれません。

会社の名前は「リブセンス」ですが、その意味はズバリ「生きる意味」になります。
なんだか、生きる意味を会社経営に生かしているような気もしますね。
そんな村上太一氏ですが、前回のドトールコーヒーの鳥羽さんとは正反対での起業かもしれませんね。

早稲田大学を出て、順調に事業をスタートさせています。
起業する前に、「ゼロの法則」が完璧に身についていますね。
たぶん、倹約という習慣が身についているのだと思います。
必要のない物を持たないという、凄く合理的な考え方を持っている人だと思います。
そして、成功欲とか金銭欲とか名誉欲とかそういったものにもあまり関心がないようにも思われます。
村上太一さんは、お金の為に起業したのでないのであれば、何の為に起業したのでしょうかね?

それが今回のこの本を紹介したテーマにもなります。

【Part2へ】

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