1311.リブセンス 生きる意味Part3

新年、明けましておめでとうございます。
今日は「リブセンス 生きる意味」の続きをお話ししたいと思います。
今回が3回目になります。

前回、この本の著者はリブセンスの社長の村上太一さんではなく、フリーライターの上阪徹氏だということをお話ししまた。
上阪さんは、村上さんに実際会ってインタビューされたそうです。
その印象は、
「起業家然とした雰囲気や、偉ぶったところはまったくない。どんな質問を投げかけても、ニコニコと笑顔を絶やさず、真摯に答えてくれる。そして何よりも、物理的な欲望がまるでない。権力欲のようなものもない。びっくりするくらい、ないのだ。」
と書いてあります。
これ本当なんだなと思います。

小さなワンルームに住んでいるくらいですから、物理的な欲望は、きっと本当にないんでしょうね。
村上さんが住んでいるワンルームは、設備の整った豪華なものではなく、学生が住むような家賃が手頃な物件らしいです。
「世の中のお役に立つ。」
その理念の為に、会社を起業したかのようにさえ思えます。

世の中には、欲がなくて人の好い人っていますよね。
そんな人の好い人全てが、成功を収めているわけではありませんね。
やはり、最初に願望ありきで、起業して世の中の困っている人の為になるようなビジネスをしようと思っていたからこそ、成功もできたわけですね。

村上さんは、高校に入ってから、テニス部に入部したそうです。
入部して1年間は、ランニングと球拾いだけだったそうです。
その頃のテニス部は、理不尽な先輩がいて、100人テニス部に入部しても、5人くらいしか残らないように、かなり過酷なことをしていたようです。
学校で先輩を見つけたら、どんなに遠くにいても、必ず挨拶をしなければならなかったそうです。
ですから、先輩がたくさんいたら、大変なことになっていたようです。

そんな理不尽とも思える処遇に対して、村上さんはいたって冷静にお話ししています。
著書の中にはこう書かれています。
「ルールが決まっているわけですから。それにいくら反発しても仕方がありません。ルールの中で最大限がんばるしかない。そう決まっているのであれば、いくら理不尽であってもやり抜きます。たとえ、ムカムカしても、投げ出したくないですから。」
理不尽なことを要求されても、それに対して対抗したり反発したりするわけではなく、ただひたすら受け入れていたようですね。
まさに、「ゼロの法則」だと思います。

もちろん、喜んでそれを受け入れていたのかはわかりませんが、この言葉から察するには、なかば淡々と行動していたように思います。
テニス部に入部してからは、ひたすら毎日ランニングをやらされていたようです。
1年間、ランニングと球拾いだけだったそうです。
ちなみに、私も高校に入ってテニス部に入りましたが、毎日球拾いばかりさせられたので、嫌になりやめてしまいました。
根性なしですね(笑)

でも、確か楽天の三木谷さんも、高校に入ってテニス部に入部したものの、毎日球拾いばかりさせられて理不尽だと思いやめられたような事がたしか本に書いてあったような気がします。
そしてまた、ここから凄いのですが、村上さんが3年生になりテニスの部長になりました。
すると、今まであった理不尽な慣習を見事に撤廃してしまったことです。

普通なら、自分もずっと理不尽な挨拶を強要されていたわけですから、後輩も同じような試練を課してしまいたくなるものです。
しかし、後輩にはそのような事をさせるのではなく、撤廃してしまうところは人間的器がとても大きいと思いました。
理不尽なことにも、それを淡々とこなしていく姿は、まさに「ゼロの法則」を具現化しているともいえます。
凄い人ですね。
続きはまた次回にお話しします。

昨年は、皆さま方には大変お世話になりました。
まだまだ発展途上ではありますが、もっと成長して良い記事を書いていきたいと思います。
本年も宜しくお願い申し上げます。

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