1379.百円の男 ダイソー矢野博丈Part5

本日は「百円の男 ダイソー矢野博丈」の続きをお話ししたいと思います。
今回が5回目となります。

矢野社長の兄が東京に来ることになりました。
大変なことになりましたね。
兄や父から多額のお金を借りて、夜逃げしてきたのですから。
そりゃあ、怒られると思うことでしょう。
ちなみに矢野社長の父と兄は、医者をしています。

東京のホテルで矢野社長は兄に会うことになりました。
矢野社長はホテルの前まで来ても、ホテルに入るのをためらってかなり迷ったらしいです。
30分位、真夏の日照りの中、うろうろしていたそうです。
しかし意を決して兄の部屋まで行きました。

部屋に入る前はこう思っていたらしいです。
「[こらっ!この馬鹿者が!]とでも怒鳴られるかなあ・・・。それとも殴られるか・・・。どっちにしても、修羅場が待っているぞ」

しかし、実際には、
「おう、五郎、元気じゃったか。心配したぞ。」
「五郎、元気ならええわ。もう借金のことは気にせんでええけん。もう親父も兄貴も同意してるけん。お前らはお前らの人生を歩め」
と優しい事を言われて泣きそうになったらしいです。
矢野社長には、二人の兄がいて、その二人とも医者をしています。

矢野社長はこの時に、チリ紙交換で貯めた50万円を持ってきました。
多額の借金をしていて、50万円では全然足りません。
しかし、矢野社長の兄は、50万円を受け取りませんでした。

理由は、
「お前、これ取ったら、化けて出そうじゃ。化けて出そうな顔しとる」
と思ったらしいからです(笑)
この時、矢野社長は50万円を差し出した時に、肘が曲がっていたそうなのです。
そこを兄は見逃しませんでした。
お金を返さなくてはいけないという思いと、「返したくない」という思いが半分あったので、肘がまっすぐに伸びていなかったのですね(笑)
なんだか、とても人間味が溢れていて共感が持てます。

でも矢野社長は結局、こそっとその50万円を部屋に置いていったそうです。
しかし、後で後悔します。
「あの50万円があれば、いずれチリ紙交換の親分になれたのに・・・。」
やはりその当時としては、50万円は大金ですから、部屋に置いていったものの、後悔してしまうんですね。
ここら辺がやはり、まだ運の悪い一面なのかもしれません。

でも結局、これが良かったことになります。
「ゼロの法則」では、
お金などを借りたままの状態では、どんなに頑張っても金運が良くなることはありません。
そういう教えですね。

ですから、この後の人生を良くしていくには、当然のことながら50万円返済した方が絶対に得になるのです。
「借りたものは返す」
これをやらない限り、絶対に運が良くなることはありません。
この時の矢野社長にとっては、一大決心だったのかもしれませんが、「50万円」を返済したことは、その後の矢野社長の信用をアップさせることにも役立っています。

いつも奢ってもらう事が多い人は、気をつけたいところですね。
知人に食事を奢ってもらったり、
上司に飲みに連れていってもらったり、
親からいつも何かしら援助してもらったり
そういう事が多い人は、一見運が良く見えるようですが、実はその場限りの幸運になってしまい長い目で見ると、金運が飛躍的にアップすることはありません。

適切な言葉ではないかもしれませんが、「カルマ」を背負ってしまったような感覚かもしれません。

続きはまた次回にお話しします。

【Part6へ】

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