- 2020-10-17
- ゼロの法則実践記録・ハル
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皆さま、こんにちは。
この梅雨が明けると、夏はもうすぐそこですね。
いかがお過ごしでしょうか。
前回は、家族、特に父親との関係が劇的に改善したというお話をさせていただきました。
自分の意見がいつも絶対的に正しくて、他人の意見を一切聞く耳持たなかった父が、初めて自分の態度を悪かったと謝ったのでした。
人間というのはそんなに簡単に変われるものではないので、同じこと、つまり父が他人の意見を聞かないで、持論を強く主張しすぎるということが原因で、その後も何度か父とバトルをしました。
しかし、その度ごとに父が気が付いて謝ってくれたので、明らかに家族関係が改善したのを感じるこの頃でした。
私は自分の仕事のほかに、父の仕事の手伝いもしているのですが、父との関係が改善するにつれ、父の仕事を手伝う量が増え、それにやりがいを感じることも増えていました。
以前は父の手伝いをするのは、イヤでイヤで仕方がなかったのですから、自分のほうにも明確な心境の変化が起こっているのを感じています。
今は、少しでも時間がとれるときは、父のストレスが軽くなればという思いで、なるべく手伝いをするようにしています。
そんな日々の中で、かつては得られなかった両親への信頼感を、少しずつ取り戻せているように感じています。
私が17年ぶりに実家に帰って得たかったものは、まさにそれでした。
実家に帰ってまだ3か月なので、随分早いタイミングでゲットできたものだなぁと、人生の不思議さをかみしめております。
・・・と、一見順調に進んでいる毎日に見えますが、つい先日、私にとっては晴天の霹靂といっていいほどの、ものすごいマイナスな出来事が起こってしまいました。
今回の体験記の本題はこのことです。詳しく書かせていただきますね。
両親との関係以外の、私のもう一つの積年の悩みというのは、人との関係がうまく築けない、うまくコミュニケーションができない、具体的に言えば、どんな会話をすればいいのかわからないことでした。
年齢を重ねて経験を積むうちに、だいぶマシにはなりましたが、私のモチベーションはつねに、「人と違うと思われないように、できるだけ人に合わせるようにすること」でした。
そんな人間だと、なぜか近づいてくる人というのが、グチや自分の自慢話を聞いてほしい人が多くて、一方的に言われっぱなしの関係になりがちなのが、ものすごくエネルギーを奪われてイヤでした。
自分の思いをハッキリと言うのも苦手なので、そういう状況になっても反論できない自分にも、フラストレーションを抱えていました。
そこで、コミュニケーションが上手にできるようになり、いざというときにはハッキリ断れる自分でいられる、そんな技法が身につくという触れ込みの心理学のワークショップを見つけたので、よろこび勇んで参加することにしました。
ところがです。
そこのワークショップで先生に言われたのが、「(ハルには)発達障害の疑いがある」ということでした。
ワークショップでの私の態度や言動を見ていた先生が、私にはかなり発達障害、特にアスペルガー症候群の特徴と似ているとお感じになったらしく、ワークショップ後に個別に呼び出されて、そのように私にお伝えくださったのです。
アスペルガー症候群は、ものすごく大ざっぱに言うと、空気が読めないのが特徴のようで、世の中の94%が常識だと思うことが、理解できないような人たちなんだそうです。
感情を心ではなく頭で感じているからそうなるようですね。
そしてなにか一つのことに対してはものすごく集中力を発揮し、ふつうの人ができないような能力を発揮できるのも特徴のようです。
自分は「ふつう」だと思って、36年間生きてきたので、心理学のプロである先生に、かなりキツク「発達障害はクロだと思うから、検査を受けたほうがよい」といわれ、ワークショップの帰りはすごく落ち込みました。
現在でも気持ちをどう立て直したらよいのかわからず、混乱した状態です。
ですが、確かに先生がおっしゃるように、自分を発達障害(アスペルガー)だと考えると、今まで人間関係で悩んできたことが、すべて解決できるような気もしています。
人間関係の中で私は、自分はちゃんとやっているつもりなのに怒られるということが多く、理不尽な怒りを感じることが多かったのですが、自分に常識の感覚が欠けていると考えると、すべてつじつまが合います。
また、いくら姿形をみんなのようにきれいにしてみても、うまく人と合わせられない感覚が消えることはついぞなかったのですが、その悩みに対する回答も与えられたような気がします。
だけど、ワークショップでは、他の受講生と隔離されたスペースで、一人だけ別の作業をさせられたので、自分が異常者扱いされたようで、ものすごく悲しかったですね。
学校で障がいのある子どもたちは、こんな思いをしているのかと思うと、情けない気持ちになります。
まだ、ちゃんとした検査を受けてみないと本当のところはわからないのですが、まさか自分が発達障害だなんて考えたことは微塵もなかったので、自分のアイデンティティが崩壊するような危機に陥っています。
これが今回私に起こった、受け入れがたい最大のマイナスのことです。
検査を受けてみて、また次回、体験記を書かせていただきますね。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
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